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テクニカルニュース

2017-03-08
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ポートトランキングとは?

ポートトランキングはリングアグリゲーションとしても知られており, 複数の複数のLAN インターフェースを一つのスイッチとしてまとめ、ハードウェアを変えず、追加コストをかけずに帯域を増加させる機能のことです。ポートトランキングを利用することで、リソースを最適化、スループットを最大化、処理時間の短縮、過度な負荷の防止をするなどの効果を得られます。さらに、ポートトランキングは冗長性の確保、フォールトトレランスの効果もあります。ネットワークポートに障害が起きた場合に、ネットワークの接続を維持するためのフェイルオーバー機能も備えています。

10ギガビッドネットワークカードを所有しておらず、大量の音声やビデオなどのファイルに頻繁に1ギガビッド以上の速度でアクセスする場合、帯域を広げる際にリングアグリゲーション技術を利用するのが最も適しています。 
 
 

ポートトランキングのセットアップ方法

 コントロールパネル>ネットワーク ネットワーク> リングアグリゲーションと進みます。

「追加」をクリックします。

利用するLANポートを選択する画面に遷移します。次に、ジャンボフレーム (1400~9000バイト)およびアグリゲーションモードを選択します。 ジャンボフレームの説明は後述します。

Thecus NASは7つのモードのリングアグリゲーションを提供しています。ロードバランス、フェイルオーバー、802.3ad、バランス-XOR、バランス-TLB、ブロードキャストおよびバランス-ALB. リンクアグリゲーションの各モードの詳細説明は後述をご確認ください。

下記を入力する必要があります。
  • 固定IPアドレス(動的IPアドレスは利用できません)
  • ネットマスク
  • ゲートウェイ 

必要な情報を入力後、「適用」をクリックします。NASの再起動が必要です。再起動完了後、新しいネットワークパフォーマンスにアクセスできます。 
 
 
リンクアグリゲーションの各モードについての説明

ロードバランス:このリングアグリゲーションでは、アクティブポート全体で、データ送信および受信の負荷を分散します。

ロードバランスを利用するのに適した場合
  • ネットワークサービスが「継続した接続(constant line)」の場合
  • データ量の小さいパケットが多数ある場合、例えばeMule/BTを利用してダウンロードするような場合
  • iSCSI LUNをマウントしたNASあるいは、ビデオ編集などでネットワークドライブにアクセスする場合
  • フローバランスが必要でフェイルオーバーのみを利用できない場合
  • 異なるスピードのネットワークインターフェースカード(NIC)を共有することができますが、推奨はしません。
フェイルオーバー:フェイルオーバーモードでは、2つの機器の間のデータの送受信にメインポートを利用し、他のポートはバックアップ用とします。メインポートが利用できない場合に、他のポートがメインにとってかわる仕組みとなっています。このモードでは特別なスイッチは不要です。フォールトトレランスを備えています。
802.3ad: このモードに設定する場合は802.3adに対応するスイッチが必要です。このリングアグリゲーションモードは、利用可能な同様ポートの帯域を利用し、データ転送の負荷を平等に共有します。
バランス-XOR: このモードはそれぞれのコピー先アドレスに対し一つのポートを利用します。XORは負荷分散及びフォールトトレランスの効果があります。

ブロードキャスト: このモードは全ての利用可能なポートを用い、データをスイッチに向けて移動させます。あるポートのデータ転送に障害が発生した場合は、他のポートが接続を肩代わりする仕組みになっており、フォールトトレランスを実現します。
バランス-TLB (トランスミットロードバランス):送信元はロードバランスを利用し、受信先はシングルインターフェースを利用します。データ送信時にドライバがNIC のMACアドレスを変更しますが、受信先は常に同じままです。このモードでは特別なスイッチは不要です。

バランス-ALB (アダプティブロードバランス): 送信側と受信側両方がMACアドレスの変更という方法を利用することで、送受信の際の負荷が分散します。
このモードでは特別なスイッチは不要です。

ジャンボフレームとは?

ジャンボフレームはNICおよびハブに対応する機能です。ギガビッドイーサネット業界標準に準拠するよう設計されたロングパケットフォーマットです。ジャンボフレームを利用することで、データ移動の効率を50%-100%まで高めるギガビッド効果を、イーサネットネットワークで得ることができます。ジャンボフレーム は、1518バイト以上9000バイトまでのデータのことをさし、MTUのデフォルトが1500バイトのもののことです。つまり、ジャンボフレームの機能により、パケットサイズを調整し、プロセッサーのサイクルや帯域、を最適な状態にすることができます。
 

クライアントサイドのシステムのNICの設定について

ジャンボフレームを設定する場合、先にネットワーク環境(ルーター、ハブ、スイッチの仕様)がジャンボフレームに対応しているかを確認する必要があります。ネットワーク上でも様々なクライアント機器(PCやプリンタ)がジャンボフレームに対応している必要があります。例えば、NASで 9000 バイトのジャンボフレームを設定したものの、スイッチもしくはPCがジャンボフレームに対応していない場合は、受信側のパケットに制限がかかり、ルーターにてネットワークのボトルネックが発生します。
 
ジャンボフレーム の推奨タイミング
  • 「大容量」「長時間に及ぶ」データ転送にのみ効果的
  • データベースのバックアップ用途に
  • 高解像度の音声/ビデオストリーミングとして
  • ビデオ/イメージの編集環境
ジャンボフレームを適用すべきでない場合
  • ネットワーク環境内に大きいパケットと小さいパケットが混在している場合や、多数の小さいパケットが存在している場合、ジャンボフレームはパフォーマンス向上を妨げます。
  • BT/eMuleのファイル転送ではジャンボフレームを適用しないでください。固定ではない(IP/MAC)を 利用していたり、データファイルが小さいファイルに変更されている場合があります。
備考

ポートトランキングは、一つのイーサネットケーブルの最高速度を超えることができませんが、同時に接続する複数ユーザーに対しての帯域を大幅に広げることができます。例えば、2つの1ギガバイトのポートがリングアグリゲーションに利用された場合、ネットワーク帯域容量は2ギガバイトに増えますが、ネットワーク通信速度は1ギガバイト秒のままです。

Thecus® について
2004年に創立されたThecus Technology Corp.はグローバルにネットワークストレージ(NAS)とネットワークビデオレコー ダー(NVR)ソリューションを展開する会社で、家庭用から業務用までの幅広い層に対し、外付け及びクラウドベースでのデジタ ルデータの保存、管理、アクセスの支援をします。Thecus は、最先端の技術の導入、ユーザーが使いやすいプラットフォーム のデザイン、高いパフォーマンスと強固なセキュリティの提供を目指しています。2016 年 5 月に Thecus は Ennoconn Corporationに買収され、正式にFoxconn IPC Technology groupの一員となりました。幅広い企業群と共にパート ナーを組むことにより、トータルなIoT (Internet of Things) ソリューションを提供します。現在、Thecusは他に類をみな い協業体制により、ネットワークストレージ産業に新たな前例のない変化を起こしてゆきます。

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